フランス女子W杯、“最もタフな組”の対戦3カ国監督が語るなでしこジャパンの印象は?

2003年のアメリカ大会、日本は澤の2ゴールなどでアルゼンチンに大勝を飾った【写真:Getty Images】
2003年のアメリカ大会、日本は澤の2ゴールなどでアルゼンチンに大勝を飾った【写真:Getty Images】

2003年大会を知るアルゼンチンのボレジョ監督は、日本とイングランドを有力候補に

 3年ぶりの出場となるアルゼンチン代表は、大陸間プレーオフでパナマを破って出場権を勝ち獲ったが、FIFAランキングは36位とポット4では最高位のチームだ。日本とは2003年のアメリカ大会でもグループリーグで対戦し、MF澤穂希の2ゴールなどで0-6と大敗を喫した。今大会でチームを率いるのも、当時と同じホセ・カルロス・ボレジョ監督だ。

「日本とは2003年に対戦したことがあります。とても良いチームですし、我々にとっては難しい試合となるでしょう。何年かのブランクがあって監督に復帰したので、最近の日本代表についてはあまりよく把握していません。これからじっくり研究しますが、誰が、というより、チーム全体として、怖い相手だと捉えています。全試合に勝つつもりで挑みますが、日本とイングランドがグループの有力候補だと考えています。我々の現実的な目標はグループ3位です」

 “トーナメントは初戦の入り方が大事”というのはもはや定説だが、6月10日のアルゼンチン戦は日本にとってその後の展開を左右する重要な一戦となる。

 リヨン、ジュビジー、パリ・サンジェルマン、モンペリエというフランスの女子4強で活躍した元フランス代表DFローラ・ルパイヨーは、フランスメディア「RMCスポーツ」で「最もタフなグループはD」と断言した。実際、FIFAランキングで一番拮抗しているのがグループDだ(4チーム合計68)。

「ラッキーな組分け」というムードの開催国フランス、2連覇を狙うアメリカ、国内リーグのレベルが高いドイツ、昨年の欧州選手権の優勝国オランダ、近年着々と力をつけているスペイン、協会が莫大な資金を投入して強化に励んでいるイングランドなど、頂点に立つまでには、ライバルは数多く存在している。

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