「いつも罪悪感を感じている」 サウサンプトン吉田が指揮官の解任劇に心情吐露
今季わずか1勝のサウサンプトン、ヒューズ監督の解任を決断
サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、マーク・ヒューズ監督の解任について「罪悪感を感じている」と悔しさをにじませている。英地元紙「デイリー・エコー」が報じている。
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サウサンプトンは現地時間1日に行われたプレミアリーグ第14節のマンチェスター・ユナイテッド戦に2-2と引き分けた。開幕14試合でわずか1勝しか挙げておらず、18位に沈んでいたため、クラブはヒューズ監督の解任に踏み切った。
吉田はヒューズ監督の解任について、悔しい心情を吐露している。
「良い結果を得られないなかで監督がクラブを去らなければならない時、僕はいつも罪悪感を感じている。驚くことではない。だが、ユナイテッド戦の試合後に発表されたことには少しばかり驚いた。監督だけの問題ではないし、すべての選手個人に責任がある。僕たちは10試合も勝っていない。プロとして、単純に十分な成績ではない。僕たちは変わらなければならないし、クラブは難しい決断を下すことになった」
ヒューズ監督に対して、吉田は「感謝でいっぱいだ」と口にしたうえで、残留争いに向け強い決意を示している。
「彼は僕たちに最後のスピーチを送ってくれた。それはマウリシオ(・ペジェグリーノ)の時と似ているものだった。最後までポジティブで、僕たちに敬意を示してくれた。彼は男として去っていった。だが、今こそ次のレベルに行かないとならない。僕たちは山を登らなければならない。今こそ生き残るために立ち上がらなければならない」
サウサンプトンは今年3月にペジェグリーノ監督を解任し、ヒューズ監督を招聘したが、わずか9カ月でクラブを去ることになった。1年で二人の監督が解任される苦しい状況を迎えているが、吉田は罪悪感と闘志を胸に今季を乗り越えようとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)