UEFAが2021年から“欧州第3の大会”設立へ ファンは否定的見解「馬鹿げている」
ヨーロッパリーグ2設立発表、チェフェリン会長は新たなチャンスのメリットを強調も…
欧州サッカー連盟(UEFA)は現地時間2日、2021年からUEFAヨーロッパリーグ2(UEL2)と称される新たな大会を設立すると発表した。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に続く第3の大会と位置づけられている新コンペティションの開催にファンからは否定的な声が多く挙がっている。
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大会にはUEFA加盟34カ国のクラブが参戦し、本戦は32チームによって争われることになるという。試合はELと同じく木曜日開催で、優勝クラブは翌シーズンのEL出場権が与えられる。
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、これまでCLやELに手が届かなかったクラブにも欧州で戦うチャンスが与えられることになるとメリットを強調しているが、必ずしも好意的な意見だけではないのが実情のようだ。
英国のブックメーカー「スカイベット」のツイッターはUEL2の設立発表のニュースをツイートし、フォロワーに意見を求めた。すると「トップ6に入れず、ElやCLに出られないチームにとっては重大なこと」といった声も上がっているとはいえ、目立ったのは否定的な声だった。
「木曜の午後3時半キックオフの試合を誰が見に行きたがるんだ?」
「最悪だ。ひどい名前。ひどいアイデアだ」
「ノーサンクス」
「カップウィナーズカップが終ったのは誰も気にかけていなかったから。あれとなんら違いない」
「過剰だ! ヨーロッパでの戦いをこなせないチームもある。これ以上のゲームをこなすリソースがないクラブが増えるだけだ」
「時間の無駄…」
「意味のない試合だ」
「馬鹿げている」
なかには「マンチェスター・ユナイテッドにヨーロッパでプレーするチャンス」「マン・ユナイテッドはハッピーだね」「第一回はアーセナルの優勝だ」などと、今季不調でCL出場圏外の7位に沈むマンチェスター・ユナイテッドや欧州CL優勝経験のないアーセナルに対する皮肉の声もあった。
いずれにしても、新大会設立は歓迎ムードなどではなく、むしろネガティブなものとして捉えている人が多いようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)