モウリーニョ監督、駒不足の守備崩壊に嘆き節 「ヴィディッチがほしいが…」

モウリーニョ監督は守備陣の不足を嘆いている【写真:Getty Images】
モウリーニョ監督は守備陣の不足を嘆いている【写真:Getty Images】

前半20分までに2失点 センターバックの枚数不足に言及「いたのはマティッチだけ」

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間1日にプレミアリーグ第14節でサウサンプトンと対戦したが、前半のうちに2失点を喫するなど守備に安定感を欠いた。2-2の引き分けに持ち込むことに成功したものの、ジョゼ・モウリーニョ監督は守備陣の不足を嘆いている。

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 プレミアリーグでUEFAチャンピオンズリーグ圏外の7位に位置するなど不調の“モウ・ユナイテッド”。敵地でのサウサンプトン戦も前半20分までに2失点を喫する苦しい展開となった。

 それでも前半33分にベルギー代表FWロメル・ルカクのゴールで追いすがると、同39分にはスペイン代表MFアンデル・エレーラが同点ゴールを奪った。引き分けで勝ち点1は確保したが、指揮官は守備陣のタレント不足という課題を重く受け止めているようだ。英衛星放送「BTスポーツ」の試合後インタビューではジョークを交えつつ、次のように語っている。

「(センターバックが)一人しかいないんだ。ネマニャ・ヴィディッチがほしいが、ここにネマニャ・ヴィディッチはいない。いたのはネマニャ・マティッチだけだ。彼はMFで、(クリス・)スモーリングは足を痛めていてプレーできない。エリック・バイリーも背中を痛めてプレーできなかった」

 モウリーニョ監督は同じファミリーネームを持つマティッチを引き合いに出しながら、元キャプテンのヴィディッチ氏のような頼れるセンターバックが必要だと嘆いた。

 ユナイテッドは今季開幕前にセンターバック獲得に動いていたと再三報じられていたが、補強は一人も実現しなかった。

 負傷も重なり、選手の頭数も足りていない状況で、14試合を終えた時点での失点は「23」とトップ10(1試合未消化チームも含む)の中でも最多。リーグ全体で見てもワースト6位という状況で、この守備を改善しないことには上位に食い込むのも難しそうだ。

 来年1月に再開する冬の移籍で再び補強に動き、モウリーニョ監督の望む即戦力を補強することはできるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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