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アイルランドで前代未聞の偽装行為 試合中止を狙い選手を「死亡」と発表、世界が騒然
アマチュアのバリーブラックFCがスペイン人選手のラフエンテが交通事故で死亡と発表
アイルランドのアマチュアクラブ、レインスター・シニアリーグのバリーブラックFCが試合を中止させるために、生きているはずの選手が交通事故で死亡したと偽装していたことが発覚。その後、クラブが「重大な判断ミスだった」として謝罪するなど一大騒動となっている。英公共放送「BBC」など大手メディアが報じた。
バリーブラックFCはアークロウ・タウンFCというクラブとの試合を延期させるべく、選手にアクシデントが起きたとリーグに報告。その内容はスペイン人選手のフェルナンド・ヌーノ・ラフエンテが交通事故に巻き込まれて死亡したというものだった。
クラブは追悼メッセージも発表。試合は延期され、1分間の黙祷も行われたほか、ラフエンテ死亡というニュースは地元紙にも掲載された。しかし、全て真っ赤な嘘だったのだ。
「彼ら(クラブ)が僕に関して何かしらのストーリーを発表することは知っていたけど、足が骨折したとかそういったことだと考えていたよ。昨日(現地時間27日)は仕事を終えて家にいた。ビデオゲームをしていたら『お前、有名人だな』って連絡があったんだ」
当事者のラフエンテはこのようにコメントしている。クラブから“フェイクニュース”が出されることを知っていたというが、事故で負傷したという程度のものだと考えていたという。まさか“死亡した”ことにされるとは想像だにしていなかったようで、知人からの報せを受けて事態を把握したという。
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