堂安、欧州5大リーグ進出のシナリオは? 海外紙が見解「理想的な道はアヤックス経由」
フローニンゲンのバイス監督は“スアレス・ルート”を選ぶと予想
フローニンゲンの日本代表MF堂安律はその目覚ましい活躍により、マンチェスター・シティやユベントスのようなメガクラブ、アトレチコ・マドリードやドルトムントといった世界的な強豪クラブからの関心が伝えられている。チームを率いるダニー・バイス監督は、今夏に他クラブからのオファーを蹴った幹部の判断を「我々はまだ彼から恩恵を受けるから良い決断だった」と評価しつつ、「アヤックスなら成長し続けられるだろう」と堂安が国内でもうワンステップを踏むべきだと独自の見解を述べている。
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日本代表の11月シリーズ(16日ベネズエラ戦、20日キルギス戦)を終えてオランダに戻った堂安は、現地時間25日のフェイエノールト戦(0-1)で開幕から13試合連続のスタメン出場。得意とする右サイドハーフで起用されると、0-1で迎えた前半25分に見せ場を作る。
敵陣のアタッキングサードでボールをもらい、モロッコ代表FWミムン・マヒに縦パス。コンビネーションからペナルティーエリア内右でリターンを受けると、切り返しでマーカーを鮮やかにかわし、フィニッシュに持ち込んだ。シュートは相手GKに当たって右ポストに弾かれて同点ゴールとはならなかったが、オランダ人DFタイレル・マラシア相手に絶妙なバックヒールターンを決めるなど、強豪フェイエノールト相手に互角に渡り合った。
オランダ紙「テレグラーフ」は「ドウアンの移籍金は最低1000万ユーロ」と特集。記事では、堂安に対してロシアやウクライナ方面から「900~1000万ユーロ(約11億6000万円~13億円)のオファーがあった」とフローニンゲンのハンス・ナインラントCEOが明かしている一方で、今夏にロシア1部CSKAモスクワから800万ユーロ(約10億3000万円)のオファーを拒否したことについて、バイス監督は「我々はまだ彼から恩恵を受けるから良い決断だった」と捉えているという。
また、記事では「ドウアンが世界トップレベルに上り詰めるための理想的な道はアヤックス経由だ」と言及。その根拠としてバイス監督は、堂安がフローニンゲンからアヤックス、リバプール、バルセロナというウルグアイ代表FWルイス・スアレスのルートを好んで選ぶと見ているとし、「アヤックスなら彼は成長し続けられるだろう」との指揮官のコメントを紹介している。
一気にビッグクラブへ羽ばたくか、国内でワンステップを踏んで欧州5大リーグに挑戦するか。近い将来、堂安はその選択を迫られることになりそうだ。