チェルシーはイングランドの移籍マーケット最終日の1日、イングランド・チャンピオンシップ（2部）のレディングからジャマイカ代表DFマイケル・ヘクターと、仏ナントからセネガル代表DFパピ・ジロボジの2選手を獲得したと発表した。
　昨季リーグ最少失点の堅固な守備は見る影もなくなっている。開幕から4試合で1勝1分2敗の勝ち点4、失点9と守備が崩壊。主将のジョン・テリーや、ブラニスラフ・イバノビッチらは、低調なパフォーマンスに終始し、守備陣の強化が急務となっていた。
　23歳のヘクターは、チェルシーと5年契約を結んだ。英衛星放送局「ス カイ・スポーツ」によれば、移籍金は400万ポンド（約7億3000万円）。期限付き移籍の形で、今季はレディングに残留することも決定している。チェルシー公式サイトによれば、ミルウォールのユースでキャリアをスタートさせ、その後レディングへと渡った。ヘクターは子どものころからチェルシーのサポーターだったという。これまで期限付き移籍を繰り返しており、23歳という若さながら、チェルシーが実に13クラブ目の所属となる。昨季は、元チェルシーの選手でもあるレディングのスティーブ・クラーク監督の下で才能を開花させて公式戦49試合に出場した。今夏に行われたコパ・アメリカにもジャマイカ代表の一員として出場している。