英代表MFサンチョ売却、シティに“特権”あり? ドルトムントSD「大した意味はない」

新天地ドルトムントで開花したサンチョ【写真:Getty Images】
新天地ドルトムントで開花したサンチョ【写真:Getty Images】

新天地ドルトムントで開花したサンチョ、古巣シティが有する“特権的条約”に注目

 ドルトムントで活躍するイングランド代表MFジェイドン・サンチョについて、古巣マンチェスター・シティが売却時の契約に特権的条項を付帯させていたと注目されている。今季のブレイクぶりに各方面から注目を集めているサンチョだが、米誌「Bleacher Report」によれば、シティはこの条項により、同選手の買い戻しを考えた場合に優位に立てるという。

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 シティのアカデミー育ちのサンチョは2017年、同クラブから提示されたトップチーム契約のオファーを断り、出場機会を求めてドイツへ旅立つと、新天地ドルトムントで大きく開花。今季はここまでブンデスリーガ全11試合に出場し、4得点6アシストをマークするなど、18歳ながらチームに欠かせない存在となっている。

 まだキャリアの序盤にいるとはいえ、このまま成長を続ければ、多くのトップクラブがサンチョ獲得に名乗りを上げることは間違いない。そこで物を言いそうなのが、シティが有するという“特権的条項”だ。ドルトムントが他クラブとサンチョの売却で合意に至った場合、ドルトムントはその旨をシティに伝えなくてはならず、その際シティが同額を提示すればサンチョを獲得できるというもので、シティにはサンチョ獲得に際し、優先交渉権があるということになる。

 しかし、ドイツのサッカー専門誌「キッカー」によれば、この件について問われたドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは現地時間22日、「我々は基本的に契約の詳細を明かすことはない」とコメント。噂の条項の存在については特に認めず、もしそのような条項があったとしても「オファーが届いたらマンチェスター・シティと話をする以外に、我々にとっては大した意味はない。ただ、非常に理に適ってはいるが」とだけ述べた。

 サンチョはドルトムントと2022年まで契約を結んでおり、ドルトムントは同選手を放出する意向は一切ない模様。「キッカー」誌は、そもそもドルトムントがサンチョの売却に関して他クラブと合意に至ることが現時点では考えられないとしている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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