コウチーニョ獲得の因縁? バルサ、リバプールから2年間の“引き抜き禁止条項”が発覚
リバプールが同意しない限り、2017-18シーズンから3年間はバルサ移籍を認めない状況
ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョは、バルセロナの破壊的な攻撃力を形成するキープレーヤーとして今や欠かせぬ存在となった。しかし、そのコウチーニョ獲得を巡って綱引きをしたリバプールとの関係性は芳しくない模様だ。スペイン紙「AS」が地元ラジオ局「カデナ・セール」が伝えた情報として、コウチーニョ移籍の際に“リバプールからの引き抜き禁止”条項が付加されていたとしている。
コウチーニョは2018年1月にリバプールからバルサへの加入にサイン。1億6000万ユーロ(約206億円)もの巨大な移籍金でバルサの一員となり、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスらと抜群の連係を発揮している。
ただしユルゲン・クロップ監督率いるリバプールとしてみれば、シーズン途中の引き抜きは到底許容できるものではなかった。特にコウチーニョは当時リバプールで絶対的な存在として君臨しており、リバプールは陣容の再編成を余儀なくされた。
それだけに両クラブ間での移籍交渉は長期戦となったわけだが、契約条項の一つに“3年間の引き抜き禁止”というものが設けられた。もしリバプール側が移籍に同意しない限り、コウチーニョ移籍後3シーズンは移籍加入を認めないというものだ。2017-18シーズン後の夏の移籍市場はすでに終了したものの、まだ残り2年間はリバプール側は徹底抗戦することになる。
世界中にネットワークを張り巡らすバルサとはいえ、その有力先であるリバプールから拒絶されるとなると、今後の補強戦略にも影を落とすかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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