堂安成功の秘訣は“サッカーのゴーグル” フローニンゲン幹部が絶賛する能力とは?

フローニンゲンのMF堂安律【写真:Getty Images】
フローニンゲンのMF堂安律【写真:Getty Images】

テクニカル・マネージャーのハンス氏は、2戦連続ゴールを決めた堂安の適応力に太鼓判

 フローニンゲンの日本代表MF堂安律は現地時間11日、エールディビジ第12節でMF小林祐希の所属するヘーレンフェーン戦で今季3点目を挙げ、2-0の勝利に貢献した。オランダ公共放送「NOL」は、クラブ幹部の「堂安評」を伝えている。

 堂安が会場を沸かせたのは前半38分だった。右サイドでパスを受けた堂安は中央へカットインすると、そのまま左足を一閃。ペナルティーアーク横から放ったシュートは綺麗な弧を描いてゴール左上に突き刺さった。

 フローニンゲンのテクニカル・マネージャーを務めるロン・ハンス氏は、「ドウアンに関しては満足以上の思いだ」と2戦連続ゴールを決めた日本人アタッカーを称賛している。

「言葉、マナー、食事、左運転、互いのコミュニケーションの取り方、全てが異なる環境にあるなかで彼はまだ20歳だが、自分自身を救い続けている。サッカー選手としても、人間としても、成長している最中にある」

 堂安の適応力に太鼓判を押すとともに、“日本人らしい分析力”を持ってオランダで成功を収めていると主張している。

「彼は全てをとても早く理解し、自主性、テクニック、アジリティーがあり、FWとしても起用できる。チームのためにハードワークし、同僚からも尊敬されている。体をどのように使うかというドウアンの持つ“サッカーのゴーグル”は日本人だからこそ着用できるものだ」

 PSVやアヤックスなど国内の強豪にとどまらず、欧州のビッグクラブからも関心が集まる堂安。今冬の移籍市場でも去就に注目が集まりそうだ。

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