元ブラジル代表FWパト、ミラン復帰説を伊紙が否定 金銭的な“二つの根拠”とは?

現在所属の天津権健でパトが受け取っている年俸は900万ユーロ(約11億7000万円)にも上るという【写真:Getty Images】
現在所属の天津権健でパトが受け取っている年俸は900万ユーロ(約11億7000万円)にも上るという【写真:Getty Images】

約12億円の高額年俸と30億円を超える違約金がネックに

 まずは、中国でパトが受け取っている年俸が900万ユーロ(約11億7000万円)にも上ることだ。これは、今季のクラブ内ではアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインと並んでトップタイになる金額になる。今季から経営権が米ファンド「エリオット・マネジメント」に移ったとはいえ、財政難が完全に解決していないミランが抱えられる金額ではないという。

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 さらに、パトは天津との契約を1年残したタイミングで今冬の移籍市場を迎える。記事では、パトと天津の間で結ばれた契約には移籍金2500万ユーロ(約32億5000万円)の条項が含まれているとしている。現状、レオナルドSDはイグアインとイタリア代表FWパトリック・クトローネをプロジェクトの中心に据えているだけに、“第3のFW”にかかる金額としてはあまりに高額だろう。

 パト自身はミランへの復帰願望を隠そうともしていないものの、高額年俸を受け取れる中国へと移籍したことにより発生した金銭的なハードルは決して低くない模様だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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