山中は「左利きを生かしてのクロスや攻撃に絡むプレーが今回の招集につながった理由」

　一方の山中に関して森保監督は、「スペシャル」という言葉を用いてその魅力を語った。

「山中はまだ波のある選手だとは思うが、スペシャルなものを持っている。特に攻撃的なもの。左利きを生かしてのクロスや攻撃に絡むプレーは今回の招集につながった理由」

　攻撃的なサッカーを標榜するアンジェ・ポステコグルー監督の下、“偽サイドバック”として攻撃の起点となっていることは記憶に新しい。また、豪快なミドルシュートでネットを揺らすなど、自己最多の4得点を挙げている左足が森保監督の目に留まった格好だ。

「このグループのなかでどういう力を発揮してくれるかを見たい。2人はまず思い切りプレーして個性を発揮してほしい」

　10月シリーズまでのメンバーがベースとなるなかで、鈴木と山中がどのような新風を巻き起こせるか。11月シリーズの大きな見どころとなる。