“初ゴール未遂”のベティス乾、スペイン紙評価は1つ星止まり スタメン確保へ正念場か
バレンシア戦で3試合連続の先発出場、決定機迎えるもゴールならず
ベティスの日本代表MF乾貴士は、現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第4節バレンシア戦に3試合連続で先発出場したものの、ゴールやアシストを記録できず後半途中に交代。チームはスコアレスドローに終わった。スペイン紙「マルカ」での評価も3つ星満点中1つ星に終わるなど、レギュラー確保へ徐々に正念場を迎えている。
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3-4-2-1システムのシャドーとして起用された乾。昨季4位で今季上位争いを繰り広げると見られるバレンシアと敵地メスタージャで対戦したが、キケ・セティエン監督が標榜するポゼッション重視のサッカーを貫いた。同紙も「ベティスはメスタージャで非常に難しい戦いを強いられたが、主導権を握りにいった。カナレス、グアルダード、そしてイヌイは常にフランシス、ジュニオールを含めてお互いに連携しようとした」と、攻撃の活路を見出そうとしたことに触れている。
実際に乾にも得点チャンスがなかったわけではない。特に前半22分の場面だ。カナレスのスルーパスを受け、GKをかわして放ったシュートは初ゴールかと思われたが、ゴールライン直前で相手DFに必死のクリアでかき出され、移籍後初得点とはならなかった。
試合はその後も膠着した展開が続き、乾は後半18分に元スペイン代表MFホアキン・サンチェスとの交代を命じられた。攻撃的な位置で明確な結果が残せなかったからか、前述のカナレス、ジュニオール、グアルダードが「マルカ」紙で2つ星の評価となった一方で、乾は1つ星にとどまっている。
この日の試合ではホアキンはもちろん、移籍期限ぎりぎりでパリ・サンジェルマンから獲得したアルゼンチン代表MFロ・チェルソも途中出場でピッチに送り込まれた。チーム内競争が激しくなるなか、乾としてはしっかりと結果を残すことが求められるだろう。