マンUに朗報 キャリックがPSGのオファーを固辞して残留を決断
忠誠を貫いたゲームメーカー
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表MFマイケル・キャリックが、パリ・サンジェルマンからのオファーを固辞し、残留を決断したと、「ESPN」が報じた。
PSGのローラン・ブラン監督はユナイテッドのゲームメーカーを高く評価。すでに獲得合意に近づいているアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアとともに、来季のリーグ連覇とUEFAチャンピオンズリーグ制覇に向けた補強の切り札として白羽の矢を立てていた。PSGは、ユナイテッドが今季、フランス代表MFモルガン・シュナイデルラン、ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーを獲得したため、 キャリック獲得を有利に進められると計算していたようだ。だが、33歳の司令塔は、赤い悪魔への忠誠を貫いたという。
06年にトットナムから移籍してきたキャリックは、今季で赤いユニホームに袖を通して10シーズン目を迎える。プレミアで最も過小評価されているともいわれるキャリック。昨季は、その不在時に成績を大きく下げていた。それだけに、司令塔残留は、今季のタイトル奪取を狙うユナイテッドにとって一連の大型補強をしのぐほどの大きな朗報となったはずだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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