ザルツブルク南野、イニエスタ級の“圧巻ターン弾”でアピール 「確かな得点のクオリティー」
4試合連続スタメンを飾ったアドミラ戦で嬉しい今季リーグ戦初ゴール
オーストリア1部レッドブル・ザルツブルクの日本代表FW南野拓実は、現地時間2日の本拠地アドミラ戦でリーグ4試合連続スタメン出場を果たすと、前半44分に軽やかな反転からの右足シュートで今季リーグ戦初ゴールを挙げた。現地メディアもリーグ通算32得点目を決めた南野の決定力を評価している。
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南野はJ1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタを彷彿とさせる鮮やかなターンからのシュートで試合の均衡を破った。
前半終了間際の44分、ペナルティーエリア手前右寄りの位置で南野はMFアマドゥー・ハイダラの短いパスを受けた。ゴールに背を向けた状態から右足でボールをコントロールしながら180度回転。DF二人を置き去りにして前を向くと、最後は右足を振り抜いて角度のない位置からファーサイドのネットを揺らした。
8月11日のJ1リーグ第21節ジュビロ磐田戦で、イニエスタがJ初ゴールの前に見せたターンを彷彿とさせる南野の鮮やかなプレーが飛び出した。チームも3-1で勝利し、開幕から無傷の6連勝を飾った。
チームを率いるマルコ・ローズ・監督は、水曜日のUEFAチャンピオンズリーグ予選プレーオフのツルヴェナ・ズヴェズダ(2-2)戦からスタメン4人を変更した。オーストリア紙「Oberosterreichische Nachrichten」は特に攻撃陣の変化に注目。「ローズ監督はミナミノ、ラインホルト・ヤーボ、スマイル・プレヴリャクという確かな得点のクオリティーがある三人を起用した」と南野の決定力の高さに太鼓判を押した。
そして、南野はリーグ戦4試合連続先発起用の期待に応える形で今季リーグ戦初ゴールをゲット。「この日本人はローズ監督の下でジョーカーとしての起用が多かった」と指摘されていたが、在籍5年目でリーグ通算32得点を重ねた確かな決定力を示している。
ジョーカーから不動のレギュラーへ。森保一監督が就任した新生日本代表にも招集された23歳が猛烈なアピールを続けている。
(FOOTBALL ZONE編集部)