神戸、首位・広島撃破ならずも勝ち点1を獲得 イニエスタが2試合連続ゴラッソで魅了

同点ゴールを決めたヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】
同点ゴールを決めたヴィッセル神戸MFイニエスタ【写真:Getty Images】

盟友メッシが乗り移ったかのようなゴラッソ炸裂 試合は1-1のドローで痛み分け

 まるで盟友リオネル・メッシ(バルセロナ)のようなスーペルゴラッソだった。J1リーグ第22節、ヴィッセル神戸対サンフレッチェ広島が15日に行われ、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがミドルシュートを叩き込み、J初ゴールとなったジュビロ磐田戦に続く2戦連続弾をマーク。試合は1-1のドローで神戸が首位広島と勝ち点1を分け合う形となった。

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 試合は前半15分に広島のエースFWパトリックが先制ゴール。その広島はイニエスタに臆せず厳しいチェックを試みたが、同17分にその実力を見せつける。元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキのパスが跳ねたところを正確なトラップでペナルティーエリア外やや左で収めると、対峙したMF川辺駿らマーカー二人をわずかなボディーフェイントで逆を取る。

 そしてカバーに入ったDF野上結貴も交わして右足を一閃。痛烈な弾道となった一撃はゴール左上へと突き刺さり、1-1の同点ゴールをゲットした。利き足は違えどバルセロナ時代のチームメイトだったメッシのような会心のゴールに、普段は冷静なイニエスタも渾身のガッツポーズを見せた。

 その後も神戸のポゼッション、そして首位快走中で城福浩監督率いる広島が鋭い出足からのショートカウンターを繰り出し合う好内容の展開になった。イニエスタも鋭いターンからのドリブル突破で相手の陣形を崩すプレーを見せたが、スコアは動かず1-1のままタイムアップ。本拠地ノエビアスタジアム神戸で首位相手の勝利とはならなかったが、上位進出を目指す神戸にとってチーム力の向上を象徴する一戦となった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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