PSG合意報道のディ・マリア マンU合流へ
指揮官は移籍関連の質問を拒否しながらも移籍自体は否定せず
パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍合意と報じられたアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが、現在アメリカでプレシーズンツアーを行っているマンチェスター・ユナイテッドに合流するとルイス・ファン・ファール監督が認めている。英「BBC」など大手メディアがそろって報じている。
指揮官は、南米選手権など代表戦の影響で合流が遅れていたアルゼンチン代表のディ・マリア、マルコス・ロホ、メキシコ代表FWハビエル・エルナンデス(鎖骨骨折で代表は途中離脱)について「私は彼らと常にコミュニケーションを取っていた。合流は明日(25日)になるだろう」と記者会見で明かした。
記者たちの注目は、PSGへ移籍金6500万ユーロ(約88億円)で合意とフランス地元メディアで報じられたディ・マリアの去就についてだった。PSGも現在アメリカに滞在しており、休暇明けのディ・マリアはユナイテッドではなくPSGへ合流するとの報道もあった。
しかし、オランダ人監督は「移籍の質問には応えないよ。答えたくても答えられないんだ。マンチェスター・ユナイテッドにとって良いことはなく、選手にとってもそう。そして私自身にとってもね。私が選手に語った言葉はどれも過剰に伝わってしまう」と、移籍関連の質問に対する回答を拒否しながらも、PSG移籍そのものを否定しなかった。
「ユナイテッドが買おうとしている選手、という記事をたくさん読んだよ。だが、全て真実ではない。そんなことがあるから、私は何も言えないんだ」
昨季英国史上最高額となる約114億円の移籍金でユナイテッドに加入したディ・マリア。オランダ代表FWメンフィス・デパイの加入やスペイン代表MFフアン・マタが好調での中、マンチェスターに残り、熾烈なポジション争いに挑むのか。それとも一旦ユナイテッド合流後に新天地に向かうのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images