岡崎加入のレスター、過去2度リーグ杯制覇の知将を招聘か

アストン・ビラを率いたアイルランド代表オニール監督急浮上

 

 今夏、日本代表FW岡崎慎司が加入したプレミアリーグのレスターシティの新監督の最有力候補に現在アイルランド代表を率いるマーティン・オニール氏の名前が急浮上した。英地元紙「ガーディアン」が報じている。
 レスターは6月30日にナイジェル・ピアソン前監督の退任を発表。岡崎の移籍決定からわずか4日後、岡崎獲得を熱望していた指揮官がチームを去ることになった。チームは監督不在のままプレシーズンの始動を迎えていた。
 記事によれば、アイルランドサッカー協会(FAI)は、本人の希望であればオニール監督のレスター監督就任を認める方針のようだ。また、レスターも週明けに招聘へ向けて正式に動き出すと見られている。
 北アイルランド出身のオニール監督は、1995年から2000年の間にレスターを率いた経験を持つ。その後はスコットランド名門セルティックや、プレミアリーグのアストン・ビラ、サンダーランドの指揮を経て、現在アイルランド代表の監督を務めている。当時は、就任初年度にチームをプレミアリーグ昇格に導き、その後2度に渡ってリーグカップ優勝を成し遂げるなど、監督として名を挙げたクラブだ。本人も再びプレミアリーグのクラブで指揮を取りたいという希望を隠しておらず、条件さえ整えば復帰に向けた障害はなさそうだ。
 アストン・ビラでは前線にスピードタイプのアタッカーを配置し、中盤を省略したロングボールの戦術を推し進めたオニール監督。スピードよりも運動量を武器とする侍ストライカーには、監督の就任は吉と出るのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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