メッシ、弱り目にたたり目 祖父からも「彼は怠け者だった」と厳しい声

波紋を広げる身内からの発言

 バルセロナのFWリオネル・メッシが、南米選手権チリ大会で準優勝に終わったことによるバッシングを受け、アルゼンチン代表の活動を休止させる可能性が浮上していた。そんな中、身内から「怠け者」と、批判を受けるという悲しい状況に直面している。
 アルゼンチンはチリで行われた南米選手権準決勝でパラグアイを6-1で撃破した。だが、決勝でホスト国のチリと対戦し、PK戦の末に敗れた。昨夏のブラジル・ワールドカップに続く準優勝となった。栄冠まであと一歩のところで涙をのんできたメッシには、国民から厳しい批判が集まった。
 アルゼンチン地元 紙は、メッシがこの事態に心を痛め、代表活動休止を検討していると伝えると、ファン・セバスチャン・ベロン氏や、マリオ・ケンペス氏といった代表OBが次々とメッシを擁護するに発言を行ってきた。
 だが、メッシの祖父にあたるアントニオ・クッチティーニさんは傷心の孫に厳しかった。「彼らしさは見せる試合もあった。勝利が最も偉大なこと。だが、最後の3試合で、彼はダメだった。彼は怠け者だった」と、地元ラジオ局「ラジオ・カシルダ」で語ったという。
 昨季バルセロナの3冠達成に貢献した世界最高の名手に対する身内から出たあまりに厳しい発言は、世界中で波紋を広げている。英地元紙「デイリー・メール」も「リオネル・メッシの祖父が、アルゼンチン代表のスターは南米選手 権で怠け者だった」と報じている。
 代表サポーターのみならず、身内からも批判を受けたメッシ。水色と白のユニホームに身を包んだ天才の姿は、これで見納めとなってしまうのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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