ベルギー司令塔デ・ブライネ「後悔はない」 フランスに力負けも“嘆き節”なし

デ・ブライネは「全てを出し切った」と語り、潔く敗戦を認めた【写真:Getty Images】
デ・ブライネは「全てを出し切った」と語り、潔く敗戦を認めた【写真:Getty Images】

セットプレーから失点してフランスに準決勝で敗退

 ベルギー代表は現地時間10日のロシア・ワールドカップ(W杯)準決勝でフランス代表に0-1で敗れ、史上初の決勝進出を逃した。フランスの守備的な戦術に苦言を呈する選手もいるなか、MFケビン・デ・ブライネは「後悔はない。全てを出し切った」と語り、潔く敗戦を認めている。ベルギー公共放送「RTFB」がコメントを報じた。

 試合は攻守が激しく入れ替わる熱戦となるなか、後半6分にFWアントワーヌ・グリーズマンのCKからDFサムエル・ウムティティがヘディングシュートを叩き込んで、フランスが均衡を破った。結局、この1点が決勝点となってフランスが最少得点差で勝利を収めた。

 1点を追うなかで期待されたのはデ・ブライネの覚醒だった。決勝トーナメント1回戦の日本戦では後半アディショナルタイムにロングカウンターの起点として決勝点をお膳立てし、準々決勝のブラジル戦(2-1)でも目の覚めるような強烈なミドルシュートを叩き込むなど出色の働きを見せている。

 この日は右のシャドーアタッカーとして先発し、試合の中で臨機応変にポジションを変えた。失点してからはより攻撃的なスタイルのため、中盤センターにポジションを移してタクトを揮ったが、フランスの堅い守備を崩すには至らなかった。

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