治安の悪さが懸念されるレシフェ 日本代表の初戦は日本サポーターにとっても“正念場”!?

コートジボワール戦の試合会場となるレシフェの犯罪発生率はブラジル国内でもトップクラス。2009年のデータを見てみると、1年間で殺人2100件、傷害12754件、強盗40573件、窃盗35744件、強姦341件。どれも日本の数十倍だ。

 ブラジルでは“ファベーラ”と呼ばれる貧困層が多く住んでいるスラム街があるが、レシフェの場合は街中に点在している。旅行者が雰囲気でスラム街と普通の街を区別するのは難しく、迷い込んでしまうことも少なくないという。

 筆者が13日にレシフェ空港に到着し、「在ブラジル日本国大使館」の出張ブースでもらった紙には、「レシフェ滞在中の注意点」として、こんなことが書かいてあった。

 強盗にあったら、子供であっても絶対に抵抗せず、要求された金品を渡す際はゆっくり取り出す――。

「夜間に外出しない」「貴重品は肌身から離さずに管理する」といった注意点の中に、こんな話が平然と含まれているところにも、レシフェの治安の悪さが見て取れる。

 さらにサポーターにとっての不安要素は、試合時間とスタジアムのアクセスだ。

 

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