日本勝利の鍵は「勇気」と「左WBの裏」 90年W杯優勝リトバルスキーがベルギーの弱点指摘

乾と香川をキーマンに挙げた【写真:Getty Images】
乾と香川をキーマンに挙げた【写真:Getty Images】

香川と乾は「ボックス内で何かを起こせる」

 リトバルスキー氏はこのように説明した。自陣に引きこもる守備ではなく、高いライン設定からの積極的な守備でボールを奪い、素早くカラスコの背後のスペースへと展開。そして日本がゴールを奪う上でのキーマンとして、リトバルスキー氏は香川真司(ドルトムント)と乾貴士(ベティス)の二人の名前を挙げた。

「ベルギーのDF陣は長身で、技術的にもフィジカル的にも素晴らしい。その反面、アジリティーや機動力という部分では日本も対抗できると思う。特にカガワ。あの高い反転のスピードでゴールに向かうことができれば、ベルギーには脅威になる。そして、イヌイもサイドで自分の形でボールを受ければ、ボックス内で何かを起こせるものを持っている」

 タレント軍団であるベルギーの絶対的優位が揺らぐことはないだろう。だが、親日家のレジェンドは、“赤い悪魔”のわずかな隙を指摘。ロシアW杯のサプライズの一つに挙げられる西野ジャパンの、さらなるアップセットに期待を込めていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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