W杯16強でロシアに敗れ、スペイン代表からの引退を表明

　スペインはロシア・ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦で開催国ロシアにPK戦の末に敗れ、16強で敗退。そして、バルセロナからヴィッセル神戸へ移籍したMFアンドレス・イニエスタは試合後に代表引退を表明した。ファンからは続々と惜別メッセージが送られている。

　2008年と12年の欧州選手権、2010年南アフリカW杯という前人未到のメジャートーナメント3連覇を果たしたスペインで、常に中心選手として君臨していたイニエスタ。今大会前に下部組織から過ごしてきたバルセロナを離れ、J1ヴィッセル神戸への移籍を発表して世界中に衝撃を与えた。

　そしてイニエスタは、ロシア戦後に「僕にとってスペイン代表はもう終わったこと」と代表からの引退を表明。2大会ぶりのW杯制覇の可能性がなくなり、「キャリアの中で、間違いなく最も悲しい日」と語った。

　W杯の公式ツイッターアカウントは、試合後のインタビュー映像とともに「あなたが恋しくなるだろう。アンドレス・イニエスタ」と投稿した。この投稿に対して、ファンから別れを惜しむコメントが続々と寄せられている。

「スペインのGOAT（Greatest Of All Time／史上最高）だ」
「真の偉大な選手だった。見ているのが喜びだったよ…」
「2010年W杯の決勝ゴールが今でも僕のお気に入りだよ」
「今でも最高のマエストロ」
「生ける伝説」
「代わりは現れることなどないだろう」
「彼がボールを持つといつも時が止まる」

　代表133キャップを記録し、その超絶技巧でファンを魅了してきた司令塔が国際舞台に別れを告げた。