史上初のW杯ベスト8進出へ、ベルギー撃破に意欲

　日本代表は現地時間2日、ロシア・ワールドカップ（W杯）決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と激突する。FIFAランキング3位、欧州トップクラブで活躍するスター選手を数多く擁するタレント軍団との大一番になるが、DF長友佑都は「元気玉作ってるんで、みなさんがっつりエネルギー送ってください！」と公式ツイッターで応援を呼びかけている。

　日本はグループHでセネガルと勝ち点、得失点差、総得点、直接対決の結果で並ぶも、警告・退場の数を含めたフェアプレーポイントでわずかに上回り、2位通過を決めた。対するベルギーはグループリーグ最終戦でイングランドを破るなど3連勝を飾り、グループGを首位通過してきた。

　過去の直接対決は日本の2勝2分1敗だが、FWロメル・ルカクやFWエデン・アザール、FWドリース・メルテンス、MFケビン・デ・ブライネら主軸のタレントは強力で、昨年11月の欧州遠征では0-1と初めて黒星を喫した。

　ベルギー優勢の論調が強いなか、長友は1日に自身の公式ツイッターを更新。大一番に向けて応援してくれる人々にメッセージを送った。

「元気玉作ってるんで、みなさんがっつりエネルギー送ってください！　仲間にエネルギー分配します。自分だけのものにはしないから。笑」（原文ママ）

　長友は事前合宿中に髪を金色に染め上げ、人気漫画ドラゴンボールのスーパーサイヤ人を彷彿させると世界でも注目を集めた。今大会中も「仙豆を誰か恵んでください」とツイッターに綴るなど目下“ドラゴンボールモード”だが、作中の必殺技である「元気玉」になぞらえ、応援を呼びかけた格好だ。

　日本はベルギーを破れば、2002年、2010年大会では阻まれたベスト16の壁を越え、史上初となる準々決勝進出を果たす。多くの”応援パワー”をまとった長友は、ロストフ・ナ・ドヌのピッチを縦横無尽に駆け回るはずだ。