フィルミーノはリバプール移籍で決着 移籍金は56億円

ブラジル代表でも活躍

 ホッヘンハイムのブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが来季リバプールへの移籍で合意に達したと、衛星放送「スカイ・スポーツ」や英国営放送「BBC」が一斉に報じている。
 リバプールはエース候補獲得のために、ホッヘンハイムと2900万ポンド(約56億円)という高額の移籍金での合意したという。2011年1月に当時ニューカッスルから獲得したFWアンディ・キャロル(現ウェストハム)の移籍金3500万ポンド(約68億円)に次ぐ、クラブ史上2番目に高額な移籍金となる。
 現在、リバプールのイアン・エアーCEOはフィルミーノが参戦している南米選手権の開催地であるチリで選手獲得交渉を行っている。一時はマンチェスター・ユナイテッド行きが濃厚とも報じられたフィルミーノだったが、今後24時間以内(現地時間24日中)にリバプールへの移籍で取引は完了予定。5年契約にサインとすると見られている。
 23歳のブラジル代表は、2011年1月からホッヘンハイムでプレー。2013−14シーズンに16得点を決め、一躍その名を上げた。今季も7得点10アシストと安定した活躍を披露。南米選手権に臨むブラジル代表入りを果たした。
 今季のリーグ戦で6位に終わり、来季の欧州チャンピオンズリーグの出場権を逃したリバプールは巻き返しを図り、積極補強を行っている。すでにイングランド代表MFのジェームズ・ミルナーをはじめ、バーンリーからUー21イングランド代表FWダニー・イングス、ハンガリー代表GKアダム・ボグダン、U-19イングランド代表DFジョー・ゴメスの獲得を発表している。イングランド代表FWラヒーム・スターリングには巨額の移籍金で放出の可能性が高まる一方で、チームは有望な若手を着実に集めている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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