日本代表、パラグアイ戦予想スタメン 香川&乾に注目、無得点3連敗なら20年ぶりの屈辱

香川は活躍次第で本田と入れ替わりも、岡崎は守備面で西野スタイルと合致

 ポジション争いが熾烈な2列目で、最も注目を集めるのはトップ下の香川真司だろう。スイス戦では本田圭佑が起用され、後半31分に香川と交代している。引き続き4-2-3-1を主戦システムとするのであれば、香川にとっては格好のアピールの場。パフォーマンス次第で、本田とトップ下の序列が入れ替わる可能性も十分ある。

 左サイドハーフは乾、右は武藤嘉紀が予想される。スイス戦で左は宇佐美貴史、右は原口元気が起用されていたが、右は順当に考えれば原口の序列が上だろう。一方の左は横一線で、乾の活躍次第ではそのままポジション奪取もあるか。

 1トップは岡崎慎司の起用が予想される。スイス戦で先発した大迫は腰を負傷し、大事を取って前半40分で途中交代。その後に武藤が起用されたが、守備時の連係で課題を残している。岡崎の持ち味の一つは絶え間ないプレッシングで、その意味では西野ジャパンが求めるスタイルに合致。ゴール前に飛び込む迫力に加え、得点嗅覚も兼ね備えているだけに大きな期待が懸かる。

 西野ジャパンは初陣から0-2で2連敗を喫しており、仮にパラグアイ戦で3戦連続ノーゴールのまま敗戦すれば、1998年以来20年ぶりの屈辱となる(98年6月3日ユーゴスラビア0-1、98年6月14日アルゼンチン0-1、98年6月20日クロアチア0-1)。19日のロシアW杯グループリーグ初戦のコロンビア戦を控えるなか、西野体制初白星を飾って弾みをつけられるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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