W杯出場32カ国の「自国リーグ所属選手の占有率」 日本のH組で最も高いのは?

欧州所属が73.9%、アジアが11.1%

 Jリーグからは15人の選手が出場、オランダの所属選手数と並んで12位タイとなった。オランダは本大会出場を逃しているとはいえ、日本人以外に7人のJリーガーが各国のW杯メンバーに名を連ねているのは、一つ価値があることだ。アジアでは、韓国が自国の選手プラス1人の13人で続き、中国から8人、オーストラリアから4人が出場する。

 南米の両雄であるブラジルとアルゼンチンのリーグに所属する選手は9人ずつと、改めて現代サッカーの中心が欧州にあることを感じさせるものになった。その一方で、メキシコに所属する選手は日本代表MF本田圭佑を含む22人と、メキシコ代表の8人を除いても14人が所属している。メキシコに欧州から有力選手が流入しているという傾向を示す、一つのデータであると言えそうだ。

 大会全体を見れば、73.9%が欧州の所属選手で、11.1%のアジアがそれに続いた。クラブ別では、マンチェスター・シティの16人が最多で、レアル・マドリードの15人、バルセロナの14人とスペインの両名門がそれに続く。W杯出場を逃した国のリーグからでは、イタリアの名門ユベントスから11人が出場するのが最多だった。

 世界中が注目するW杯での活躍次第で、欧州行きや有力クラブへの移籍を狙う選手たちも多数いる。普段はJリーグで戦う選手が母国の代表を背負って戦う姿や、名門クラブ所属選手がその看板に見合うだけのプレーを見せてくれるかどうかにも注目したいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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