アーセナルOBとのチャリティーマッチで鮮やかなゴールをマーク

　レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ（CL）3連覇の偉業を成し遂げたジネディーヌ・ジダン監督が電撃辞任。後任探しが急務となるなか、候補に急浮上したクラブのレジェンドがチャリティーマッチで鮮やかなゴールを披露。マドリディスタからは「いまだ現役」「引退してもベンゼマより上」という称賛が寄せられている。

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　ジダン監督の後釜候補に浮上しているのは、レアル在籍16年でリーグ戦通算228ゴールを挙げた「スペインの至宝」、ラウール・ゴンザレス氏だった。

　40歳となったラウール氏は現地時間3日、本拠地サンチャゴ・ベルナベウで行われたアーセナルOB対レアルOBのチャリティーマッチに出場。2-1で勝利した一戦で鮮やかな一撃を決めた。左サイドの元ブラジル代表DFロベルト・カルロスからのクロスに走り込んだラウール氏は、相手GKをあざ笑うかのような華麗なヘディングでフィニッシュ。見事な浮き球をゴール左隅に突き刺した。

　現地実況も「なんてゴラッソだ！ 壮観だ」と漏らすほどのスーパーゴール。銀河系軍団でエースを張った英雄は現役時代と全く変わらない絶妙な得点感覚を見せ、レアルファンを魅了した。

　レアル公式ツイッターがゴールシーンの動画を公開すると、「依然としてクラック」「マドリードの天使よ、永遠なれ」「レジェンド同士の連係は偉大だ」「変わらないものがある。いつも興奮させてくれる。ラウール、愛してます」「レジェンドだ」と称賛が並んだ。一方で、「個人的にはまだ現役でいける。なんてラウールは偉大なんだ」「引退したラウールはベンゼマより上」とCL3連覇に貢献した元フランス代表FWカリム・ベンゼマよりも現時点で上という見解も上がっていた。

　現役時代に天才司令塔として知られ、練習で華麗なテクニックを披露していたジダン監督には、途中出場を期待する声もあった。決定力抜群のラウール政権誕生時にも同様の“待望論”が浮上するかもしれない。