佐々木監督、初戦勝利に一安心 負傷の安藤は「厳しい状態」

次戦も「全員一丸で」

 なでしこジャパンは、8日(日本時間9日)、女子ワールドカップの初戦スイス戦に臨み、1-0で勝利した。チームを率いる佐々木則夫監督は試合後のインタビューで「とにかく勝ち点3を取れて良かった。次につなげていきたい」と喜びを語った。
 決勝点は、主将のMF宮間あやのPKによるものだった。佐々木監督も「決めなければいけない分、プレッシャーがあった中、よくやってくれた」と評価。「流れの中でもう1点というところですけど、(これが)今の現状の力ですね」と、追加点を奪えなかった点は今後の課題として挙げている。
 PKを奪取した際に相手GKと接触し、途中交 代となったFW安藤梢に関して、監督は「ちょっと厳しい状態」と表情を曇らせた。前回大会優勝を知る経験豊富な安藤の離脱は、大きな痛手となるだけに状態が心配される。
 
 後半はスイスの個人技に苦しめられた。次節は初戦で6-0とエクアドルを粉砕したカメルーンと対戦する。「次のカメルーンも非常に良いチームなので心して、全員一丸となって頑張っていきたい」と、身体能力に優れる難敵相手の試合へ意気込みを語っている。
 
 大事な初戦に勝利し、安堵(あんど)した様子の佐々木監督。なでしこジャパンは2連覇へ向け、幸先の良いスタートを切った。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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