澤、日本男女史上初Aマッチ200試合出場達成 「勝ち点3で終われてうれしい」

W杯6大会目のレジェンドは初戦ボランチで先発、周囲のがんばりを称える

 自身6大会目のW杯出場となったなでしこジャパンのMF澤穂稀(36)が8日(日本時間9日)の大会初戦スイス戦にボランチで先発出場。国際Aマッチ200出場目となった節目の試合に1-0で勝利し、「非常にうれいしい」と喜びをあらわにした。

 この日は体を張ったプレーでチームを鼓舞。前半23分には前線に上がり、左足でミドルシュートを放つも、ゴール右にそれた。FIFAランク4位のなでしこジャパンに対してスイスは同19位と順位こそ格下だが、日本は力強いプレーに苦しめられ、何度か決定機も作られた。

 それでも前半29分に宮間のPKで奪った1点を死守。後半12分に川村と代わってベンチに退いていた澤は「初戦は大事な一戦なんで何とか勝ち点3がほしかった。自分たちのサッカーできればと思ったけど初戦はやっぱり硬かった」と振り返りつつ、「最後まで諦めずに、最後の最後でみんな体を張ってましたし、ゴールを奪われないように体を張っていた」と最後まで相手を完封したチームメートを称えた。

 また節目の試合に勝利し、「私も通算200試合という日を勝ち点3で終われたのは非常にうれしいです」と会心の笑み。日本男女史上初のAマッチ200試合という偉業を成し遂げたレジェンドは「久しぶりにドキドキ感と緊張感があって、楽しくサッカーができました。最後やり切ったと言えるようにいい大会にしたい」と次戦以降を見据えた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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