ミラン前会長、クラブ買い戻しに意欲 一度売却も低迷「こんな状況なら再び帝国を築く」
中国人実業家に965億円で売却 クラブの苦戦を受けて「こんな状況が続くなら…」
ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ前会長は昨年4月に注目人実業家のリ・ヨンホン氏にクラブを売却したが、新オーナーは資金面の問題で早くも売却の可能性が浮上しており、ベルルスコーニ氏は買い戻しに意欲を見せているようだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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イタリア元首相のベルルスコーニ氏は31年間ミランの総帥として君臨したが、累積赤字に苦しむあまり、昨年中国人実業家に7億4000万ユーロ(約965億円)で売却した。
中国人オーナーは2億ユーロの巨費を投じてチームを刷新。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得による莫大な放映権収入を見込んでいたが、現在リーグ7位と苦戦を強いられており、CL出場を逃している。赤字のために主力の大量放出も現実味を帯びるなか、中国人会長がクラブを売却する可能性も浮上している。
ベルルスコーニ氏にとっては、愛情を注ぎ込んだミランに訪れた危機。ウディーネで行われたフォルツァ・イタリア党の集会でかつての名物オーナーはこう語ったという。
「こんな状況が続くなら、最終的に私が買い戻し、再び帝国を築くことになるだろう」
トップ下を置くシステムに強烈にこだわるベルルスコーニ氏は私財を投じるうえに、チーム戦術にも口を出す名物オーナーとして知られる。ミランに数々の栄光をもたらしたベルルスコーニ氏がサッカー界に再び舞い戻るのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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