佐藤寿人が「環境に甘えている」と名古屋の問題点を指摘 「もっと厳しさを」と意識改革に意欲

 34歳での新たな挑戦、風間サッカーは「新鮮で学ぶことだらけ」

 失意のJ2降格となった名古屋グランパスに、今季サンフレッチェ広島から加入した元日本代表FW佐藤寿人は、c“オリジナル10”の一角ながら降格の憂き目にあった名門に身を置き「環境に甘えている部分が出ている。もっと厳しい意識を持たなくてはいけない」と、内部からのチーム改革に意欲を見せた。

 名古屋は昨季、GM兼任の小倉隆史監督の下でスタートしたが、成績が伴わずに低迷。シーズン途中に監督交代に踏み切り、一昨季を終えた後に契約満了となっていた元日本代表DF田中マルクス闘莉王と再契約するなど立て直しを図ったが、それも及ばずに降格となった。1993年のJリーグ開幕時に名を連ねた“オリジナル10”の名門は、今季クラブ史上初めてJ2で開幕を迎えることになる。

 昨季まで川崎フロンターレを率いた風間八宏新監督を迎えた名古屋の目玉補強は、広島から加入したストライカーの佐藤だ。J1連覇や得点王も経験した34歳のベテランは、名古屋の降格について「一昨年くらいから予兆があったのではないか」と話している。

「名古屋にとって、今まで当たり前だった意識を変えなくてはいけない。いろいろな部分で恵まれた環境にあるクラブだからこそ、そこに甘えてしまう部分が出ている。だからこそ、もっと厳しい意識を持たなくてはいけない。このクラブにはポテンシャルがあり、J2にいてはいけないのはもちろん、J1にいるだけでもいけない。J1でタイトルを獲るという意識でやっていくことが必要」

 

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