ハリル監督がFC東京対浦和を視察 合計7得点の「スーペルマッチ」も代表DFに苦言

武藤と槙野のゴールは「スペクタクル」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は24日、味の素スタジアムで開催されたJ1セカンドステージ第15節のFC東京と浦和の一戦を視察。4-3でアウェーチームが競り勝った白熱の一戦を「スーペルマッチ」と評した。

 激しい打ち合いとなった試合を振り返り、指揮官は「スーペルマッチ。素晴らしい試合だった。リズムが高い、このような試合は稀。戦闘意識が高く、デュエルもたくさんあった。こういう試合をできるだけ見たい」と、称賛の言葉を並べた。

 また、試合の細部にも触れ、浦和の武藤雄樹と槙野智章のゴールを「スペクタルな展開だった」と絶賛した。武藤は前半14分、柏木からの横パスをゴール右上にコントロールしたシュートで突き刺した。また、槙野は後半17分、武藤、ズラタンと軽やかにつながった連係から鮮やかなフィニッシュ。右足で「普段はズドンが多いけど、ゆっくり行ってタイミングをずらして打った」というシュートで得点を奪った。

 一方で、ハリルホジッチ監督は敗れたFC東京にも言及。「太田のセンタリングから浦和はパニックに陥った」と語り、この日、1アシストを記録した青赤の背番号「6」を称えた。

 ただし、7ゴールが生まれた乱打戦に、「ディフェンス面では良い選択をしていなかった。ディフェンスにはコメントしたくない。A代表候補もいるので」と苦い顔で語っている。互いの闘う姿勢に敬意を表しながらも、ハリルホジッチ監督は代表DFたちへの厳しい注文も忘れなかった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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