香川、リーグ最終戦で1ゴール2アシストと“覚醒” 「初めての手応え」

古巣復帰も苦しんだシーズン、リーグ最終戦で輝き放つ

 ドルトムントの日本代表MF香川真司が23日の本拠地ブレーメン戦で1得点2アシストと大活躍し、3-2勝利の立役者となった。今季マンチェスター・ユナイテッドから復帰し、リーグ最終戦でようやくつかんだ手応えことを告白している。
 香川ショーだった。前半15分、カウンターのチャンスでドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンからラストパスを受けた香川はエリア内で2タッチで相手GKのタイミングをずらしながら、左足でゴール右隅に先制点を突き刺すと、その後も勢いは止まらない。
 2分後には正確なワンツーでガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンの追加点をアシスト。同42分にはMFヘンリク・ムヒタリアンにロングパスを通し、華麗なループシュートをアシストした。
 今季限りで退任となる恩師ユルゲン・クロップ監督の最終戦で鮮烈な輝きを放った香川はブンデスリーガ公式サイトで、最後の最後につかんだ手応えについて口にしている。
「最終戦で初めての手応えというか、まあ大げさかもしれないけれど。ただプレーの流動性や躍動感など、特に前半は攻撃が良かったんじゃないかなと思います」
 フィニッシュに絡むプレーの精度やクオリティーの高さなど、香川らしさが光った。先制点については「右も空いていましたけれど、相手も重心が左側に来ていました。こっちにコースを外したら、あとは決めるだけでした。あの状況だったら、相手のDFは1人しかいなかった。かわしてシュートすれば入ると思いました」。

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