レアル伝説の一撃の写し鏡 C・ロナウド、衝撃のオーバーヘッド弾が“奇跡の一致”

C・ロナウドがCL準々決勝ユベントス戦で、鮮やかなオーバーヘッド弾を叩き込んだ【写真:Getty Images】
C・ロナウドがCL準々決勝ユベントス戦で、鮮やかなオーバーヘッド弾を叩き込んだ【写真:Getty Images】

ユベントス戦の一撃が30年前にウーゴ・サンチェスが決めたオーバーヘッド弾に酷似

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間3日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ユベントス戦で鮮やかなオーバーヘッドシュートを含む2得点1アシストをマーク。前人未到の大会3連覇に一歩近づく3-0の勝利以上にロナウドのスーパーゴールに現地も沸いているが、贔屓紙である「マルカ」は30年の時を超えてレジェンドとの“奇跡の一致”を見たと称賛している。

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 ロナウドはユベントス戦の前半3分に貴重なアウェーゴールとなる先制点を挙げ、その勢いに乗ったまま後半19分に衝撃のゴラッソを叩き込む。スペイン代表DFダニエル・カルバハルのクロスに巧みなステップを踏むと、オーバーヘッドキックを敢行。難しい体勢ながらボールを芯でとらえたボールはゴール右隅に突き刺さった。

 このゴールにはロナウドが自画自賛し、チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督、そしてユーベファンからも称賛が相次ぐなど、早くも2018年の年間ベストゴール候補として注目されている。そのなかで、同紙は時計の針を30年巻き戻し、1988年4月10日に生まれたゴールについて紹介している。

 それは1980年代のレアルに君臨した元メキシコ代表FWウーゴ・サンチェスだ。サンチェスはリーガ5連覇を果たし、「キンタ・デル・ブイトレ」と称されるチームで得点源として大活躍したが、彼もこの試合で鮮やかな一撃を決めている。左サイドからのクロスに対してマイナス気味に入ったが、サンチェスはポジションを取り直しつつオーバーヘッドキック。こちらも鮮やかな弾道でゴール左隅に叩き込んだ。

 まるで鏡で映し合わせたかのようなロナウドとサンチェスのオーバーヘッドキック。ほぼ30年という時を超えて生まれたスーペルゴラッソは、両方ともレアル・マドリードのクラブ史に残るものとなるのは間違いない。

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