レアル“10番”モドリッチ、ベイル弾導く「魔法のパス」を各国称賛 「輝かしいアシスト」
3-0快勝のラス・パルマス戦、ベイルの先制点を演出したモドリッチのスルーパスに脚光
レアル・マドリードは現地時間3月31日に、リーガ・エスパニョーラ第30節のラス・パルマス戦に臨み、敵地で3-0と快勝した。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドやブラジル代表DFマルセロら主力を温存したなか、試合の流れを決定づけたのが、前半に生まれたウェールズ代表FWギャレス・ベイルの先制点だったが、このゴールを導いたクロアチア代表MFルカ・モドリッチの芸術的なアシストが脚光を浴びている。
敵地に乗り込んだレアルが、ワンチャンスを生かして試合の流れをぐっと引き寄せた。同26分、自陣中央でボールを受けたモドリッチが前線をルックアップ。左サイドを上がるベイルの動きを見逃さず、3タッチ目でロングスルーパスを送る。ボールは相手の中盤の間と、オフサイドトラップを仕掛けていた最終ラインの間を抜けて、敵陣スペースへ走り込むベイルの足もとへ。俊足を飛ばしたレフティーはそのままペナルティーエリアに侵入し、最後は豪快に左足を振り抜きゴールネットを揺らした。
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ベイルにとってリーグ戦2試合連続の一撃となったが、各国メディアでは得点者以上にモドリッチのアシストが称えられた。母国クロアチアの新聞「Slobodna Dalmacija」紙が、「モドリッチが26分に、パーフェクトな深いボールでギャレス・ベイルを見つけた」と報じれば、同じくクロアチアメディア「Net.hr」は「輝かしいアシスト」と称えた。
ポルトガル紙「レコルド」も「モドリッチの魔法のパスが、レアル・マドリードの勝利への道を開く」と華麗なアシストを称賛。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」はこの試合の採点を公開し、モドリッチにはベイルの9点に次ぐチーム単独2位となる8点を与えた。寸評では先制アシストを評価するとともに、この試合でのプレー時間61分の中で「46本のパスを出し41本を成功させた」と、その精度の高さを紹介している。
32歳となった今も、衰えを見せないクロアチアの司令塔。卓越した技術と戦術眼を誇る不動の10番として、今後も“白い巨人”の中盤に君臨することは間違いないだろう。