ミランキラー本領発揮 ベラルディのハットトリックでサッスオーロが勝利

市場価値を高めた若武者

 ACミランは、17日の敵地サッスオーロ戦で相手FWドメニコ・ベラルディ(U-21イタリア代表)にハットトリックを許し、2-3で敗戦を喫した。日本代表FW本田圭祐は、4試合連続で右ウイングとして先発し、後半33分まで途中出場したが、不発に終わった。
 昨季のミラン戦でも4得点を決めたベラルティは試合後、お得意様相手に満面の笑みだった。
 衛星放送「スカイ・イタリア」の試合後のインタビューで、若武者は「ミラン戦は僕に幸運をもたらしてくれるんだ。毎試合、ゴールできるような気がする。ミラン戦で毎回ゴールできるなら最高だよね」と声を弾ませた。
 この日、前半13分にミドルシュートで先制点を決めた。名手、GKディエゴ・ロペスが珍しくファンブル。こぼれたボールが、ゴールラインを割ったかどうか微妙な判定だったが、「僕の位置からは分からなかった。審判は最高の位置にいたんじゃないのかな。僕は彼らが見たものを信じるよ」と語っていた。
 同31分には、GKとの一対一の場面で冷静にフィニッシュ。そして後半32分、ハットトリック達成となるゴールを挙げた。
「今季は重要なシーズンで毎週成長するために努力している。残留するか移籍するかは、6月次第。自分自身は残留を確信しているけれど、代理人と状況を吟味することになる」
 ミランは、この敗戦により、ヨーロッパリーグ出場権を失った。20歳の新鋭は、ミランキ ラーとして、その市場価値を高めている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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