日本代表はW杯コロンビア戦で「ボールを支配すべき」 仏戦取材の南米出身記者が分析

カサルス記者は要注意人物に、サンチェス(左)とドゥバン・サパタ(右)の名を挙げた【写真:Getty Images】
カサルス記者は要注意人物に、サンチェス(左)とドゥバン・サパタ(右)の名を挙げた【写真:Getty Images】

名指ししたコロンビアの要注意人物二人とは?

「相手のファウルだ。彼らはゴールから離れた場所で、細かいファウルをちょくちょく仕掛けてくる。これは自陣の守備を立て直したい時に使う小技。彼らの姑息なファウルに精神を乱されないことはもちろんだが、このファウルのタイミングで相手が立て直す隙をまんまと与えてはならない」

 彼が名指ししたコロンビアの要注意人物は、MFカルロス・サンチェス(エスパニョール)とFWドゥバン・サパタ(サンプドリア)の二人だ。

「サンチェスは中盤であらゆる犠牲を払って仕事する。ファウル、ボール奪取、すべてだ。そしてその彼の自己犠牲が、コロンビアが主導権を得ることにつながっている。だから、彼の動きには徹底的に注意すること。それからオフェンスではビッグマン、ドゥバン・サパタ。代表歴は浅いが、大柄な体格をダイナミックに使ってくる彼は相当手強い相手になるだろうね」

 コロンビアは「好チーム」だと評価は高いが、優勝候補の一角というわけではない。その彼らが、優勝候補に名前が挙がるフランスを敵地で破ったことで得た自信は、コロンビアにとっての大きな収穫だったとカサルス記者は結んだ。

(小川由紀子/Yukiko Ogawa)



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