イタリアが生んだ名将アリゴ・サッキ氏は、レアルマドリードFWクリスティアーノ・ロナウドのコンディション不良を指摘した。 同氏は、サッカー界にゾーン・プレスという当時革新的だった戦術をもたらした。その後、イタリア代表監督などを歴任し、レアル・マドリードの強化幹部を務めたこともある。地元テレビ局「メディアセット」で、12日のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝ユベントス戦後、PKで先制点を奪った「CR7」について独自の見解を示した。 「この3カ月間、クリスティアーノ・ロナウドは、かつてのプレーヤーではなくなってしまった。彼は多くのゴー ルを決めているし、戦士でもある。だが、コンディション的にフィットしていない」 C・ロナウドはゴール前で勝負強さと、圧倒的な決定力を誇ってきた。だが、ユベントス戦では、得意の高速ドリブルは影を潜めた。記録的なペースでゴールを量産している「CR7」だが、名将の目には終盤戦の蓄積疲労が見て取れたのだろう。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images