フランス人記者が見た強豪コロンビアの“二面性” 日本代表に送る「二つの忠告」とは? 

コロンビアは23日のフランス戦で逆転勝利を飾った【写真:Getty Images】
コロンビアは23日のフランス戦で逆転勝利を飾った【写真:Getty Images】

コロンビア戦を取材したデュルク記者 「ペケルマンの戦術変更は効果的だった」と称賛

 ロシア・ワールドカップ(W杯)まで3カ月を切り、グループリーグで日本代表と対戦するコロンビアは23日にフランスとの国際親善試合を実施。序盤に2点のリードを許すも、FWルイス・ムリエル(セビージャ)のゴールで1点を返すと、後半にもFWラダメル・ファルカオ(モナコ)、MFフアン・フェルナンド・キンテーロ(リバープレート)にも得点が生まれ、3-2で逆転勝利を飾った。

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 日本にとって、コロンビアは2014年のブラジルW杯で大敗(1-4)を喫した因縁の相手だが、対戦したフランスの代表担当記者の目にはどのように映ったのか。フランス紙「レキップ」のヴァンサン・デュルク記者に訊いた。

「言うまでもないだろうが、コロンビアは相当厳しい相手だと日本は覚悟しておくべきだ。0-2とリードされてから3-2で逆転勝ち、それをフランス相手に敵地でやってのけた。しかも、フランスはほぼフルメンバーだったんだからね」

 FWオリビエ・ジルー(チェルシー)、FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)、FWキリアン・ムバッペら主力がスタメン出場するなかで、3点を奪って逆転する底力は印象に残ったようだ。デュルク記者によれば、コロンビアは序盤と後半でガラリと戦い方を変えてきたという。

「彼らは全く違う二つの顔を見せた。最初の30分、0-1でリードされた時点でも、彼らは無闇に飛び出しては来ず、ブロックを低く保ったままだった。しかし、ただ“引いた受け身な守り”をしていたわけではない。積極的なデュエルやプレッシングはあるなかで、ポジションとしては低い位置を保っていたんだ。

 でも、いったん自分たちが試合の主導権を握ると、別のプレーに転じた。(ホセ・)ペケルマンの戦術変更も効果的だった。(アベル・)アギラールを右サイドにスイッチしたことで、フランスはさらに苦しめられた」

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