ハリル監督、“13分間の熱弁” マリ戦から一夜、練習前に選手を集めて公開ミーティング
寒空のなかピッチ中央に選手とスタッフを集め、身振り手振りで熱弁を振るう
日本代表は23日の国際親善試合マリ戦を1-1で引き分け、翌24日にリエージュでトレーニングを実施。開始前にはバヒド・ハリルホジッチ監督が選手やスタッフを集めて円陣を組み、10分以上にわたる熱弁を振るった。
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仮想セネガル戦は思わぬ苦戦を強いられた。9カ月ぶりに代表復帰のFW宇佐美貴史(デュッセルドルフ)が左ウイングで起用され、右サイドバックで代表デビューのDF宇賀神友弥(浦和レッズ)も先発したマリ戦は、前半こそ相手ゴールに肉薄。だがMF大島僚太(川崎フロンターレ)が前半34分に負傷交代して暗雲が漂うと、同44分に宇賀神がPK献上で失点。後半は攻め手を欠いたが、後半15分から出場のFW中島翔哉(ポルティモネンセ)が後半アディショナルタイムに代表デビュー戦で劇的同点弾を決め、辛うじて1-1で引き分けた。
試合後にハリル監督は「何を言えるのかという試合、まだまだやるべきことがたくさんあるという試合だった。今日は深い分析までは入りたくない。ワールドカップまで、まだまだ遠いなという感じです」と嘆いていたが、翌日の練習グラウンドでハリル劇場が開演。ピッチ中央に選手やスタッフを集めると、円陣の中央でハリル監督が熱弁を振るう。肌寒いなか、その時間は13分近くにわたった。
選手たちの表情は一様に厳しいもので、ハリル監督は身振り手振りを交えながら前日の反省点や改善点を伝えたようだ。公開ミーティングを終えると、27日のウクライナ戦に向けて選手たちはトレーニングへと突入した。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)
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