殊勲の中島翔哉、代表デビュー戦で劇的同点弾も表情冴えず 「やっぱり勝ちたかった」

MF中島翔哉が23日の国際親善試合マリ戦に途中出場し、終了間際に代表デビュー戦で初ゴールを決めた【写真:Getty Images】
MF中島翔哉が23日の国際親善試合マリ戦に途中出場し、終了間際に代表デビュー戦で初ゴールを決めた【写真:Getty Images】

初ゴールにも笑顔なし 「W杯は今日の試合よりも厳しい戦いになる」

 ポルティモネンセのMF中島翔哉が23日の国際親善試合マリ戦に途中出場し、終了間際に代表デビュー戦で初ゴールを決めた。だが試合が1-1の引き分けに終わったことで、中島の表情には笑顔もなく、すでに次のゲームへ向けて気持ちを切り替えていた。

 日本は前半終了間際にDF宇賀神友弥がペナルティーエリア内でファウルを犯してPKを献上し失点。1点を追いかける状況のなか、後半15分にFW宇佐美貴史との交代で中島がピッチに送り出された。

 マリのDFに手を焼いていた中島だったが、終了間際に得意のドリブルで中央を打開。攻撃の起点になると、こぼれ球を拾ったDF三竿健斗の折り返しに合わせて同点ゴールを奪った。

 代表デビュー戦で初ゴールを奪った中島は試合後、「負けていたのでなるべく攻撃をして、逆転できるようにと思って入りました」と交代出場でのプレーを振り返った。見事に指揮官の期待に応えたものの、「ゴールをできたことは嬉しいですけど、やっぱり勝ちたかったのですごく悔しいです」と表情は冴えなかった。

「ワールドカップは今日の試合よりも厳しい戦いになると思うので、次のウクライナとの試合で良いプレーをできるように頑張っていきたいです」

 熾烈な左サイドのポジション争いのなかでアピールに成功した中島だが、その視線はすでに次なる戦いへと向けられていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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