W杯躍進のカギは“日本流デュエル” 国内組DFが提唱「日本人でもできる」

日本代表DF昌子源(鹿島アントラーズ)【写真:Getty Images】
日本代表DF昌子源(鹿島アントラーズ)【写真:Getty Images】

鹿島DF昌子、デュエルに持ち込めない根本的問題を指摘

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、これまでデュエル(球際の強さ)の重要性を何度も説いてきたが、日本代表DF昌子源は6月のロシア・ワールドカップ(W杯)で躍進するためのカギとして“日本流デュエル”を提唱している。

 日本代表は昨年11月の欧州遠征でFIFAランク2位のブラジル(1-3)、同5位のベルギー(0-1)と対戦。出場機会が訪れなかった昌子だが、世界の強豪国相手にはデュエル前に勝負が決している場面が少なくないと語り、「デュエルに持ち込む前に、もうファーストタッチで抜かれていたり、球際にさせてくれないというのが多かった」と振り返る。

 一定水準以上の相手と対戦した場合、パスワークやテクニックで翻弄され、そもそもデュエルの形に持ち込めないという根本的な問題を指摘。さらに場所の問題もあるという。「センターサークルでデュエルを挑んでもファーストタッチで抜かれるというのはある。だけど、ペナルティーエリア内ではなかなかファーストタッチで抜かれるスペースはない」と主張する昌子。オープンスペースでは、そもそもデュエルに持ち込めないケースもあり、「じゃあどこでと言ったら、やっぱりペナルティーエリア内だと思う」と持論を展開する。

「エリア内はどんだけ世界の人が上手くても、結局はデュエルになる。そういうのが上手いのがレバンドフスキ。そこで端から負けていたら、『はいどうぞ、点を取ってください』と言っているようなもの」

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