「ちょっとビビる」と昌子も驚愕 Jリーグ組を悩ますアフリカ勢の“身体能力問題”

Jリーグ組の永遠の課題…「普段足が出ないところで出たり」

 昌子が一つの例に挙げたのは、「伸びるという表現をよくしますけど、普段足が出ないところで出たり」というシーンだ。十分な距離があると判断しても、そこから思わぬ形で足が出てきて日本人選手を苦しめることがあるという。

 日本は2014年ブラジル大会初戦のコートジボワール戦でも、フィジカルの強さをまざまざと見せつけられ、1-2と逆転負けを喫した。アフリカ勢特有の“身体能力問題”は、Jリーグ組にとって永遠の課題とも言える。

 もっとも、だからこそマリ戦を含めた強化試合の意義があり、「もう、うわっとはならないと思う」と経験の重要性を説く。最大のポイントは昌子が語る通り、W杯に向けて「ある程度、想定内でできる」という水準にまで持っていけるかどうか。Jリーグ組にとっては、貴重な体験の場となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング