「代表であれは無理」 イタリア代表の司令塔、“暗黒時代”突入の要因を赤裸々告白

果たして、今季終了後に代表監督に就任するのは…

 2008年から12年まで、イタリアのペスカーラで攻撃的サッカーと緻密な戦術を融合させるズデネク・ゼーマン監督の下でプレーしたヴェラッティは自らの見解を告白。時間に限りのある代表チームでは、どれだけシンプルにコンセプトを落とし込めるかがに指揮官にとっての勝負だ。しかし、戦術偏重型の監督に率いられたイタリアは、選手たちが幼少期から戦術的な指導を受けてきたにしても許容範囲を超えた。結局、それがチームの混乱につながったと述懐している。

 ヴェラッティは、今回のルイジ・ディ・ビアッジョ暫定監督が率いる代表チームにも選出。W杯という目標がない時期で、監督も暫定だが、「批判は受け入れるし、理解をする。僕らは金のためにプレーするのではない。この国への名誉と誇りのためにプレーする」と、高いモチベーションで代表活動に参加することを誓った。

 イタリア代表の次期監督は、今季の欧州シーズン終了に正式決定されると言われている。「守備の国」「戦術の国」という評判の高いイタリアだが、ヴェラッティが求めるような人物が、その座に就くことになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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