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サッカーの歴史的な転換期となるか 6月ロシアW杯、史上初「VAR」導入決定
FIFA会長は「1000試合以上行われた試験結果に基づいたもの」と説明
6月のロシア・ワールドカップ(W杯)でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入されることが決まった。FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティノ会長が語ったもので、 英衛星放送「スカイ・スポーツ」などが一斉に報じている。
レフェリーが正確なジャッジを下すため、試合を一時中断し、プレーを映像で再確認するVARシステム。すでにJリーグでも試験導入されており、セリエA、ブンデスリーガでは本格導入されている。
W杯での導入ついては国際サッカー評議会が2年間の試験期間を経て、今月満場一致で可決しており、導入は決定的と見られていた。
インファンティノ会長は「この決定は過去2年間に1000試合以上行われた試験の結果に基づいたもの。VARが間違いなくレフェリーの助けになるという確証と確実な事実を我々に提供してくれた」と説明したという。
一方で、UEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンドル・セフェリン会長は世界で最もレベルの高い大会、UEFAチャンピオンズリーグでの導入を見送る意向を示している。
「誰もVARがどのように機能するのか分からない。すでに多くの混乱が存在している。私は全面反対というわけではないが、いつ導入されるのかもっと説明が必要だ。W杯でどうなるか見てみよう」とセフェリン会長は語っている。
VARシステムは、映像確認により過度に試合を止めてしまう側面もあり、サッカーの醍醐味を奪うとの批判も存在している。W杯でついに導入されるVAR。サッカーの歴史的な転換期となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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