名GKカシージャスのCLでの勇姿は見納め? 歴代最多167試合出場に更新も16強敗退

ポルトは2戦合計0-5でリバプールに敗戦 36歳のベテランは今季限りで退団か

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメン1回戦でリバプールと対戦したFCポルトは、敵地での第2戦をスコアレスドローで終えた。本拠地第1戦で0-5という大敗を喫していたためベスト16での敗退が決定。同時に、大会史上最多の167試合出場を誇るポルトの元スペイン代表GKイケル・カシージャスにとって現役最後のCLとなる可能性があると、英公共放送「BBC」が報じている。

 カシージャスは名門レアル・マドリードの生え抜き選手として、16シーズンにわたって同クラブで活躍。その間、3度のCL優勝を経験していた。スペイン代表としても長く活躍した名GKは2015年からポルトに所属し、引き続きCLの舞台にも立っていた。

 しかし、36歳のベテランは今季限りでポルトを退団する可能性が高いと報じられており、その後の去就も未定だ。第一線でプレーできる実力はあるものの、サラリーの高さがネックになるとも言われている。

 そのため、同局の記事では「ポルトGKイケル・カシージャスは今夜が最後のチャンピオンズリーグでのプレーになった」と記されている。リバプール戦でCL最多出場記録を「167」に更新したが、この記録をさらに伸ばせるかどうかは全く不透明な情勢だ。

 出場数歴代2位(151試合)の元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスはカタールのアル・サッドへ渡り、欧州の第一線からすでに退き、今季限りでの現役引退を表明している。大会を彩ってきた名手カシージャスの雄姿を、CLの舞台で見ることはもうできないのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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