エイバル乾貴士、リーガ自己最多の今季4点目 スペイン紙採点でチーム最高タイ評価

デポルティボ戦で先制ゴール、リーグ戦で10試合ぶりの一撃

 エイバルの日本代表FW乾貴士は、現地時間3日に行われたリーガ・エスパニョーラ第27節の敵地デポルティボ・ラ・コルーニャ戦に先発出場し、前半11分に今季リーグ戦4得点目となる先制ゴールを決めた。試合は1-1に終わったが、乾はスペイン紙の採点でチーム最高タイ評価となった。

 2試合ぶりの先発となった乾に前半11分、いきなりチャンスが訪れた。爆発的なスピードで右サイドを突破したMFファビアン・オレジャーナが、相手最終ラインとGKの間にグラウンダーのクロスを供給。このボールを処理しようとデポルティボのGKマクシム・コバルが前に出るも触れず、逆サイドに走り込んだ乾が左足で合わせて無人のゴールに流し込み、第17節ジローナ戦(4-1)以来、10試合ぶりのゴールとなった。

 スペイン紙「マルカ」はこの先制点のシーンを、1月にディナモ・キエフから期限付き移籍でデポルティボに加入し、この日がリーガデビュー戦となったコバルの判断ミスと指摘。「彼はボックスを横切ったボールを誤って判断し、タカシ・イヌイにオープンなゴールを無意識のうちに提供していた」と伝えている。

 また同紙は3つ星評価による試合採点も公開。乾はオレジャーナら5選手と並び、チーム最高タイの星2つとなった。

 今季のリーグ戦11試合を残した時点で、エイバルで一昨季と昨季に記録したシーズン3得点を超え、自己最多4ゴール目をマークした乾。チームも暫定8位と来季の欧州カップ戦出場権を狙える位置につけているだけに、さらなる得点量産に期待は高まるばかりだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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