“260億円補強”のミランは「ついに理想を見出した」 黄金期を知るOBが復調ぶり評価

伝説の名DFマルディーニ氏が称賛 「今や4位を夢見ることができる」

 ACミランは公式戦13戦無敗と急上昇し、ユベントスの待つイタリア杯決勝進出も決めた。かつて“闘犬”と呼ばれたジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下、名門復活の兆しを見せる古巣に、辛口で知られるレジェンドが「ついにチームになった」と称賛している。

「ミランはとても酷い船出だった。あまりに多くの新加入選手を獲得し、クラブのオーナーが代わったことが理由だった。だが、彼らはついに本当のチームの理想を見出したようだ」

 こう評価しているのはミラン黄金期のバンディエラ、元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏だった。大手ブックメーカー「ウィリアム・ヒル・イタリア」の「キャプテンに聞け」というコラムで、ミランの復調を認めた。

 欧州の舞台から遠ざかった昨季までの暗黒期には、古巣愛から辛口の意見を連発していた英雄は、“ガットゥーゾ・ミラン”について温かい視線を送っていた。

 中国人オーナーが就任したミランは、FW本田圭佑ら昨季までのメンバーを大量に放出する一方、2億ユーロ(約260億円)以上の補強費を費やして11選手を獲得した。ヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督は成績不振から解任されたが、下部組織の監督から昇格した熱血漢ガットゥーゾが、チームをまとめようとしている。

 

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