広州恒大の“55億円ストライカー”、契約解除で英紙酷評「失敗作」「W杯の望みは終了」

14年W杯の日本戦で2ゴールを奪ったJ・マルティネスが中国クラブを退団

 2016年冬の移籍市場でアトレチコ・マドリードから中国1部広州恒大へ渡ったコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスが、クラブとの契約を解除した。4200万ユーロ(約55億円)の高額移籍金が話題となったストライカーは中国サッカー界における「失敗作」という不名誉な形で名を残すことになった。

 マルティネスは2012年から15年までポルトガルの名門ポルトでプレー。そこで143試合94得点という圧倒的な成績を残した。16年、ACミランとの争奪戦が繰り広げられた末にアトレチコが獲得。しかし、スペインには馴染めず1年経たないうちに中国へ渡っていた。

 広州恒大は16年に国内三冠を達成したが、度重なる負傷に苦しんだマルティネスは出場16試合、期待された得点はわずかに「4」に終わった。スペイン紙「マルカ」によれば現地時間1日にクラブが契約解除を発表した。

 英紙「サン」では「3750万ポンド(約55億円)の失敗作」とマルティネスが酷評されている。

 2014年ブラジル・ワールドカップでは日本代表戦で2ゴールを決めたコロンビア代表ストライカーは、今年6月に開幕するロシア大会のメンバー候補の一人だったが、直近ではノーインパクト。記事では「夏のワールドカップメンバーに復帰するという彼の望みは完璧に終わったと思われる」と厳しい指摘がなされている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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